5/3 ドリームコンサート イベントレポート

いよいよ開催!ゴールデンウィーク恒例 「シモクラドリームコンサート 2013」

明治大学 リバティホール

いよいよ始まるゴールデンウィーク恒例

「シモクラ・ドリーム・コンサート2013」

幕開けは、明治大学リバティホールでのコンサート。

学生街「お茶の水」の象徴ともいえる駿河台の同大学は1880年に開学。自由な校風の象徴たる「自由の鐘」は、今も新装なったこの建物の上に展示されています。

その鐘の名をとって命名された「リバティホール」。

今日はどんな楽器族たちと逢えるかな?


豊富なラインナップ、プロも驚く品質と価格が魅力の”マルカート 管楽器シリーズ”

下倉楽器オリジナルマルカート

下倉楽器オリジナルブランド「マルカート」の展示にはいつも注目が集まります。

大人気の管楽器ケースシリーズは、2013年モデルとして、素材の改良により、さらに丈夫で軽量に生まれ変わり、またカラーラインナップも新たに追加!!これは見逃せない!

そして、管楽器用アクセサリーもより充実になりました!

会場のマルカートコーナーでは、リペアセンターが誇る、
ヤマハシニアグレード取得の修理技術者、坂本明と浅香崇三郎が商品説明を実施!

メンテナンスや修理についても質問があり、即興のプチ講習会が開催されたようです。


お財布と心にやさしい(笑)低価格ながら高品質…なのは今や当たり前。

価格からは想像もできな高品質とサウンドが自慢の、マルカート。レギュラーシリーズ、プロフェッショナルシリーズ、さらに、さまざまな特殊管、ポケットホルンや今お店で大注目を浴びている超小型チューバ ”トラベルチューバ”まで、思わず試したくなる素敵楽器がずらり!

楽器族も、にやりとするラインアップです。

フリューゲルホーンは、トランペット奏者の持ち替えとして「必需品」ですが、手ごろ価格で高品質かつ操作感のよいトリガーなどが標準装備されたマルカートのフリューゲルはプロからも大絶賛されています。マウスパイプを変えるだけでその違いを如実に表現する反応の良さも、マニアから注目されています。

お手頃価格のC管チューバ、さまざまな仕上げ(金メッキやサテンなど)が揃っているのもうれしいサックスにも注目!

いよいよ始まります!本日のコンサート、3本立て!

まず幕開けは、 楽しいクラリネットアンサンブル「カラフル・クラシックス」(若林愛・澤目未樹・小田祐子・山本裕子・中村奈央)のみなさん。通常は4人編成の「カラフル」が一人増えると「カラフル・クラシックス」に大変身。充実したサウンドでクラシックの楽曲を奏でてくれます。

続くのは、サクソフォン・カルテット「桜」(高梨寛子・石橋梓・田中麻樹子・桑野恵子) そして、おなじみザ・ジョイフル・ブラス(苅込博之・菊池成浩・牧原正洋・高橋朋史・家中勉・荒張正之)。


カラフル・クラシックス

カラフル・クラシックス

「カラフル・クラシックス」(若林愛・澤目未樹・小田祐子・山本裕子・中村奈央) のみなさん。

本日の演奏曲目は「トリッチ・トラッチ・ポルカ」「ミッキーマウス マーチ」「小さな世界」「ピーターパンより「君も飛べるよ」「リロ&スティッチよ り「アロハ・エ・コモ・マイ」」「リトル・マーメイドより「アンダー・ザ・シー」 「ピノキオより「星に願いを」」「クラリネット・ラグ」

5月1日にディズニーの名 曲ばかり21曲のオリジナル・アレンジ譜を発売。その中から数曲を演奏しました。

「星に願いを」は全曲AKAI EWIにより演奏されたアルバム、「エレクトリック・カラフ ル」に収録された曲。アコースティックなクラリネットならではの暖かい音色にぴっ たり。ビジュアルも可憐で、音も可憐!やさしくも可愛らしい演奏を聴かせてくれま した。


プロフィール

第5回クラリネットアンサンブルコンクール第一位(日本クラリネット協会主催)


サクソフォン・カルテット桜

サクソフォン・カルテット 桜

サクソフォン・カルテット「桜」(高梨寛子・石橋梓・田中麻樹 子・桑野恵子)の皆さんの演目は、

《SAKURA(松岡大祐)》《組曲「ドリー」 (フォーレ)》より「子守唄」「スペインの踊り」《リベルタンゴ(ピアソラ/浅利 真編)》ベルノー《サクソフォーン四重奏曲》より第1楽章、第4楽章。大人のアンサ ンブルの魅力を伝えてくた「桜」のみなさん。

ベルノーのサクソフォーン四重奏曲で は人間をとりまく不安・葛藤を見事に表現していました。

プロフィール

2007年10月に結成。グループ名の「桜」には女性らしさと力強く美しい満開の桜のように、人の心を打つカルテットでありたいという願いが込められている。
2009年 第5回ルーマニア国際音楽コンクール室内楽部門 第2位、特別賞としてルーマニア音楽協会理事会賞を受賞。2010年度地域創造公共ホール音楽活性化アウトリーチフォーラム事業・京都セッションフォーラムアーティスト。2011年 第7回大阪国際室内楽コンクール出場。
幼稚園、小、中学校での芸術鑑賞教室やアウトリーチ・コンサート、親子コンサートやマタニティコンサート、花火大会などの地域イベント等、全国各地で積極的に活動を行っている。

高梨 寛子(ソプラノ・サクソフォーン)

神奈川県出身。 2008年、昭和音楽大学卒業。及び特別賞を受賞。卒業演奏会に出演。在学中、昭和音楽大学コンチェルト定期演奏会にてソリストとして選ばれ、同大学オーケストラとトマジのコンチェルトを協演。2008年、第5回サクソフォーン新人演奏会、第12回ヤマハ管楽器新人演奏会に出演。
2011年4月に同窓生とのジョイントコンサートを、11月にはハープとのデュオリサイタルを開催し好評を博す。ソロ、室内楽での演奏活動の他、中学、高等学校の吹奏楽部の指導にもあたっている。
これまでにサクソフォーンを大森義基、福本信太郎、室内楽を新井靖志、武藤賢一郎の各氏に師事。
現在、昭和音楽大学付属音楽教室、ムジーク・シューレ音楽教室、クロサワ楽器のサクソフォーン講師。

石橋 梓(アルト・サクソフォーン)

福岡県出身。福岡女学院高等学校音楽科を経て 、東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業。2009年、同大学大学院修士課程音楽研究科修了。在学中、学生選抜の「第35回藝大室内楽定期」に出演。現在はソロ、室内楽、吹奏楽等により演奏活動を行う他、各地で後進の指導にもあたっている。これまでにサクソフォーンを斎藤広樹、冨岡和男、須川展也の各氏に、室内楽を中村均一、冨岡和男、大和田雅洋の各氏に師事。茨城県立水戸第三高等学校音楽科非常勤講師。

田中 麻樹子(テナー・サクソフォーン)

神奈川県出身。2006年東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。同年浜松国際管楽器アカデミー&フェスティバルにおいて、講師推薦演奏会に出演。現在、ソロ、室内楽の他、国内主要オーケストラのサクソフォーン奏者として公演、録音等に多数参加している。また各地で後進の指導にもあたっている。これまでにサクソフォーンを冨岡和男、須川展也、室内楽を中村均一の各氏に師事。

桑野 恵子(バリトン・サクソフォーン)

島根県出身。広島音楽高等学校を経て2006年に昭和音楽大学音楽学部器楽学科卒業。第18回中国ユース音楽コンクール最優秀賞受賞。現在、ソロ、室内楽等で活動する傍ら、音楽教室等での指導にも力を入れている。これまでにサクソフォーンを佐藤美穂、小串俊寿、彦坂眞一郎、福本信太郎の各氏に、室内楽を栃尾克樹、武藤賢一郎の各氏に師事。


ザ・ジョイフル・ブラス

ジャズユニット ザ・ジョイフルブラス

ラストを飾るのは、ドリームコンサートではもうおなじみザ・ジョイフル・ブラス (苅込博之・菊池成浩・牧原正洋・高橋朋史・家中勉・荒張正之)。本日の演目は 《オルフェのサンバ》《アメージング・グレース》《トルコ行進曲》《アイ・リメン バー・クリフォード》《テネシーワルツ》《ブルーボッサ》《タイガー・ラグ(アン コール)》。

リーダー苅込博之さんの《アメージング・グレイス》のソロ。なんとベルをスライド から外し、紙コップをベル代わりに!この紙コップソロ、バックコーラスと意外と溶 け合い、素朴な響きを出していました

チューバ家中勉さんは芸達者。このシーンは、重音で全く別の音域の別のメロディを奏でる神業!家中さんフィーチャーのトルコ行進曲。家中さんの超絶技巧が炸裂していました!会 場のお客様からも自然と手拍子が生まれていました。

菊池成浩さんの《テネシー・ワルツ》でのソロ。なぜか「ヘンリーキクチ」と名乗っ てカウボーイスタイルで客席脇から登場。トランペットソロに加え、渋いヴォーカル も披露していただきました

本日のステージ唯一の打楽器奏者、荒張正之さんの《ブルー・ボッサ》でのドラムソ ロ。実は荒張さん、当日のセットは、今は生産されていないパールのグラスファイ バー胴のセット。なぜこのセットをチョイスしたかお話を伺ったところ「ジョイフル は屋外演奏も多く、木胴のドラムだと雨天時に濡れると演奏出来なくなる」「管楽器 は電気楽器より音量が小さいため、ドラムも小さい音で演奏することが大切で、グラ スファイバー製の楽器だと小音量でも音が明確に出る」とのことでした。さすがプ ロ、細やかな配慮に脱帽です!

プロフィール

1994年に結成された金管楽器とドラムスによるジャズユニット。
そのステージは最高のブラスエンターテイメント!観る者すべてをたちまちジョイフルの世界へと引き込んでしまいます。ライブハウス、イベントステージはもちろんのこと、全国の小中高等学校でのコンサート等も行い好評を得ています。その他にも、NHKの番組ゲスト出演、歌手のキム・ヨンジャさんとの共演(日本クラウンDVD)、そして日本テレビ系ドラマのサウンドトラックレコーディング(エーベックス)など、活動は多岐に渡る。また、2003年カフアレコードより発売されたアルバム「Brass Craze!」は、管楽器パラダイス(音楽之友社)でも特集記事が載り話題になりオリジナルアレンジの楽譜も10曲出版。メンバーはシャープス&フラッツ、ニューハード、ブルーコーツ、ゲイスターズ等の日本を代表するビッグバンドの経験者で構成されています。


最後は、3団体合同のアンサンブル!

最後は本日出演の3団体合同でグレン・ミラーの名曲(真珠の首飾り~イン・ザ・ ムード)を3団体合同で。ジョイフルの豪快さに加え、柔らかさが加わって、新たな ハーモニーが生まれました。


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