D.キューブルベックトロンボーン マスタークラス公開クリニック

【スケジュール】
2006年11月22日(水) 
11:00~12:00/ 12:00~13:00/ 休憩/
14:00~15:00/ 15:00~16:00/ 16:30~17:30
【講師】D.キューブルベック
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 トロンボーン奏者
【会場】お茶の水下倉楽器本店3Fにて

 

【講師プロフィール】
1963年リンツ生まれ。77年からウィーン音楽院にて、父ホルスト・キューブルベック教授1に師事。81年から82年までグラーツ・フィル、ソロトロンボーン奏、82年から99年までウィーン響ソロトロンボーン奏者として活躍。99年からはウィーン国立歌劇場管、及びウィーン・フィルのソロトロンボーン奏者として現在に至る。また、20世紀アンサンブル、アンサンブル・コントラプンクテ、アンサンブル・モデルンなど多くの現代音楽を取り上げるアンサンブルにも所属している他、アーノンクールのもとコンチェントゥス・ムジクム・ウィーンのメンバー。ソリストとしての活動も広く、ニューヨーク、サンクト= ペテルブルグ、またムジークフェラインでも演奏している。日本、アメリカ、台北、そのほか定期的に多くのマスタークラスに招待されている。89年から93 年までウィーン国立音楽大学講師、97年及び99年グラーツ国立音楽大学客員教授を務めた。99年か
らはグラーツ国立音楽大学トロンボーン科教授として教鞭を取る。

11:00~12:00  吉田 なを美さん(東京音楽大学 1年生)

曲目: ダビッド/コンチェルティーノ

感想:本当に勉強になりました。 ダビッドのコンチェルティーノは、トロンボーンプレーヤーにとって「一生課題」とも言える曲で、先日も管打コンクールで課題曲でした。 私たち日本人がリズムやテンポに捉われがちな部分での、音楽的なアプローチの重要さや、「意味」を教えていただけたと思います。 いつも練習していて見えない部分や、ヨーロッパ人の観点(教会のイメージや葬送行進曲の感じ)を切に感じました。
通訳の方も、とてもわかりやすいニュアンスで、トロンボーンのことを分かって話してくださっていたので、とても飲み込みやすかったです。 本場のニュアンスや音楽を体感できたように思います。

   

12:00~13:00  志賀 健輔さん(洗足学園音楽大学 在学中)

曲目: セロツキ/ トロンボーンとピアノのためのソナチネ

感想:息の流れや使い方が大切だという事を、改めて色々な方向から教わったのがとてもためになったと思います。
音楽的な部分も明解で分かりやすく、自分の演奏にも取り入れることが出来ると思います。

   

14:00~15:00  田中 準さん(京都市立芸術大学卒業)

曲目: ダビッド/コンチェルティーノ

感想:基礎的なことと、曲のアーティキュレーションなど、同時に学べて大変有意義でした。

   

15:00~16:00  山下 友輔さん(東京藝術大学 4年生)

曲目: ダヴィッド/コンチェルティーノ ・ オーケストラスタディより

感想:とても分かりやすい例えや表現で、勉強になりました。「本場」の人にしか分からない事などを、おもしろく分かりやすく教えていただき、また手本として実際に吹いていただいて、とても感動しました。
説得力もあって、とても納得できたレッスンでした。

   

16:00~17:00  平野 由佳さん(国立音楽大学 2年生)

曲目:ダビッド/コンチェルティーノ

感想:どう吹きたいか、自分でも探りながらよく分からずにやっていた面がありましたが、今回レッスンを受けて、技術的なことのほかに、トロンボーンを吹く事だけを考えるのではなく、「音楽をしよう」と言われて、自分だけの演奏ではなくて、聞いている人の事も考えて、これから演奏したいと思いました。
すごく勉強になりました。ありがとうございました。

   
金管楽器売場のスタッフと。
リペアセンタースタッフと。
   

キューブルベック氏よりコメントを頂きました。

生徒の皆さんは、理解も早く、言った事に対してすばやく反応してくれました。 とてもよい生徒さんたちでした。
練習も良くできていました。
今回、音楽的な要素のレッスンをしましたが、技術を重視している皆さんには、 少々難しかったかなと思います。
私は、音楽的なレッスンを行うのがとても好きなのです!
生徒さんには、今回のレッスンを良いきっかけにしていただければと思います。
お店には楽器がたくさんありますし、スタッフはそれぞれの役割を 充分に果たしていると思います。
リペアセンターがお店の上にあるのはとても一体感があり、いいと思いました。

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