マティアス・ベルグ ホルンマスタークリニックレポート

【スケジュール】
2007年11月2日(金) 
11:00~12:00/12:00~13:00/休憩
14:00~15:00/ 15:00~16:00/
【講師】マティアス・ベルグ 
Matthias Berg
ソロ・ホルン奏者


【講師プロフィール】
マティアス・ベルクMatthias Berg(1961年生まれ)の人生は、音楽、法律、スポーツからなる三角形をめぐって回っている。3つとも、その才能は際立ったレベルにまで高められた。「それは、サリドマイド障害に遭遇した事に、ユーモア、固い決意、情熱という精神的なものが組み合わさって自然にそうなったのです」とベルクは言う。
7歳の時、彼は狩猟ホルンからフレンチ・ホルンに変わった。フライブルク大学で学び始めるより前に、13歳で父から最初のレッスンを受けている。1975年から81年まで、南西ラジオ放送局から才能開発教育のためのハインリッヒ・ストロベル奨学金を受けた。若い音楽家のためのコンクールに4回参加したが、その都度、国レベルの優秀者の1人に名を連ね、1981年には最優秀賞を授与された。
1981年以来、フライブルク音楽院でアイファー・ジェームス教授の下でホルンを学び、同時にフライベルク大学で法律を専攻。1986年にはフランスのトゥーロンで行われた国際ホルン・コンクールで、古典音楽特別賞に輝く。1984年~1989年の間、マンフレッド・シュライアー指揮のセンチュリー音楽オーケストラで首席ホルンを務めた。1991年には、音楽とスポーツにおける著しい成果に対して上部ライン経済評議会から奨励賞を授与された。ヘルマン・パウマン、ミヒャエル・ヘルツェル、ペーター・ダムその他のマスタークラスに参加しているが、今では、彼自らが、国内、国際レベルでのマスターコースで教える立場にある。
ソリストとしては、日本、アメリカ、欧州のほとんどの国々でコンサート・ツアーを行っている。室内楽でも、ベルク・トリオ(メゾ・ソプラノ、ホルン、ピアノ)や、クラシック・ホルン(ホルン四重奏)、ホルンとオルガンのデュオ、ホルン・ピアノ・デュオ等を結成。ソリストとして、オーケストラ奏者として、数多くのテレビ、ラジオ、CDなどで活躍している。
マティアス・ベルクは、障害者フィールド/トラック競技やアルペン・スキー競技において、もっとも成功した選手である。1980年から1994年まで期間中、パラリンピック協議会や世界チャンピョン大会において、合わせて金メダル11個、銀メダル10個、銅メダル6個を獲得している。同じ期間中、様々な競技会でドイツ選手団主将の任務を39回務めた。
個人的な信念から、競技者を辞して、障害者スポーツの国内/国際委員会の正式代表へとその足場を移した。弁護士資格を持ち、現在エスリンゲン市で上級行政部長および地方管轄副局長の地位にある。

 

11:00~12:00  早乙女 彩さん(東邦音楽大学3年生)

曲目:ホルンソナタ

感想:私自身が公開レッスンは初体験だったので、どんな感じなのか緊張していましたが、マティアス先生のパワフルなテンションで、一気に緊張が吹き飛びました!練習内容は、苦手な低音の練習の仕方や、唇の状態、息の使い方を、とても分かりやすく教えてくださり、とても楽しいレッスンでした。
また、フレーズの歌い方や感じ方について、私が気づかなかった事をたくさん教えてくださり、新しい発見がたくさんあった1時間でした。
今日教わった事は、今後の演奏に活かしていきたいです。ありがとうございました。

   

12:00~13:00  武田 ひとみさん(東邦音楽大学)

曲目: フランツ・シュトラウス/コンチェルト

感想:あごを下に引きように教えていただきました。あごを下に引く事で音色が良くなりました。
息の使い方、フレーズ内でのブレスの練習方法などを教えていただきました。
先生の印象は、とても明るくてよい先生でした。
レッスンを受講して、様々な練習方法を教えていただき、とても勉強になりました。
ありがとうございました。

   

14:00~15:00  後藤 絵美さん(東邦音楽大学大学院2年生)

曲目: リヒァルト・シュトラウス/コンチェルト第1番第1楽章

感想:はじめはすごく緊張しましたが、ベルグ先生はとてもチャーミングで明るく、的確に指導していただいたので緊張もすぐに解け、レッスンに専念する事ができました。
実践で吹いてくださることが多かったのですごく良かったです。
ブレスの仕方もたくさん教わりました。ありがとうございました。

   

15:00~16:00  玉田 亜沙美さん(東京ミュージック&メディアアーツ尚美4年生)

曲目: モーツァルト/ホルン協奏曲第4番1,2楽章

感想:今回レッスンを受けさせていただいて、自分では気がつかなかった多くのことを教えていただきました。コンチェルトを見ていただいたのですが、伴奏との対話、アーティキュレーションのつけ方が印象的でした。
とても優しく楽しいレッスンでした。ありがとうございました。

リペアセンタースタッフと
ん?取材ですか?

 

 

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